臨済宗 興聖寺 坐禅瞑想用曼荼羅 奉納
坐禅瞑想という名の宇宙とのコラボレーションにより曼荼羅を現代のカタチへと進化させる
2019年制作奉納
京都/臨済宗 興聖寺
京都市上京区堀川通寺之内上ル
禅の奥深さを識る場。
国1000日曼荼羅を描き終わったのち、あるご縁により京都 臨済宗興聖寺 望月住職と出会いました。
禅宗である興聖寺の門をくぐりご住職と話しをさせていただき深い真理に魅了されたのを今でも鮮明に覚えています。そして、そのような素敵なご縁と共にご住職の発案により精密点描曼荼羅を坐禅瞑想の法具として使用したいとのご依頼をいただきました。
寺院に作品を奉納する。それは1000日間描いている間に掲げた私自身の目標の一つ。
死ぬまでに叶えられるだろうか、と思いながらも、いつかは気づいてもらえると信じ描き続けた日々。
その願いが通じ奉納できること。合わせて坐禅の法具として活用する。
そのお申し出に生半可な気持ちでは描けないと心を決め、興聖寺のご本堂の弥勒菩薩像の前でご住職の経をお聞きしながら、真剣に描くと決め心を整え手を合わせました。
その時に感じた光に包まれるような感覚と自分自身が描くという奢りを捨てなければその曼荼羅は描けない。これから先に描く作品は神々、仏様たちが導いてくれる。だから私はこの手を使って形を表現するのみだと気づきました。
この意識と感覚を大切にしながら興聖寺に納める作品14点を約1年間かけて描き続けました。
これからも禅の真理とさらなる深い気づき、そして神仏と繋がりを求めた作品を描き続けていきたいと思っています。
(著:笹川亜紀子)
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